社会保障審議会医療保険部会及び医療部会において「令和2年度診療報酬改定の基本方針」が決定。10日、厚労省HPにて方針が公開された。
同改定の基本的視点と具体的方向性として、(1)医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革の推進【重点課題】、(2)患者・国民にとって身近であって、安心・安全で質の高い医療の実現、(3)医療機能の分化・強化、連携と地域包括ケアシステムの推進、(4)効率化・適正化を通じた制度の安定性・持続可能性の向上を提示。
実現のための具体的方向性の例として、質の高いリハビリテーションの評価など、アウトカムにも着目した評価を推進すること等が明記された。
「健康寿命の延伸、人生100年時代に向けた『全世代型社会保障』の実現」等を、改定に当たっての基本認識とする令和2年診療報酬改定。
今回の基本方針の中には、「予防・健康づくりやセルフケア等の推進が図られるよう、住民、医療提供者、 保険者、民間企業、行政等の全ての関係者が協力・連携して国民一人一人を支援するとともに、国はこうした取組に向けた環境整備を行うことが必要」と、将来を見据えた課題も示されている。
引用:令和2年度診療報酬改定の基本方針(PDF:260KB)厚生労働省HP