厚生労働省は8日、第2回医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会を開催。医師から既存職種へタスク・シフト/シェア可能と各種団体より提案のあった業務のうち、事務局として現行制度上の可否を整理した資料(案)を提示した。
医師に対しては、2024年4月から時間外労働の上限規制について適用が予定されている。医師の労働時間の短縮のために徹底して取り組んでいく必要があるとされている項目の一つに、医療従事者の合意形成のもとでの業務の移管や共同化(タスク・シフティング、タスク・シェアリング)が掲げられており、取組みの推進が急務となっている。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がタスク・シフト/シェア先とされた事項については、下記の通り整理された。
今後、整理した項目の進め方について、「現行制度の下で実施可能な業務」「現行制度では明確に示されていない業務」は、内容を整理した上で通知等で明確化し、タスク・シフト/シェアを推進することを厚生労働省は提案している。
今回の検討にあたり、日本理学療法士協会、日本作業療法士協会、日本言語聴覚士協会がヒアリング時に提案した資料は下記より閲覧可能。
引用:第2回医師の働き方改革を進めるためのタスク・シフト/シェアの推進に関する検討会 資料(厚生労働省HP)
参考:医師の働き方改革に関する検討会 報告書(平成31年3月28日)(厚生労働省HP)