理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が集うリハビリ情報サイト
閲覧数:10155 2019年11月11日 [更新] 修正 削除 不適切申告
権限がありません
修正履歴
1:itit更新日:2019年11月11日 17時05分
老健で身障手帳を使用して装具を作成していた時の経験です。
当方の自治体では実際にどこかに赴くことはなく、補装具意見書を施設医師に記載して頂き(実際記入するのはPTですが)、意見書・見積書・申請書を役所に提出。内容に不備や疑義があれば問い合わせが来るし、不備・疑義が無ければ許可通知書が送られてくる、という流れでしたので、補装具意見書の記載内容に全力を注いでいました。
その意見書の記載内容でポイントとして押さえていた事をお伝えしますので、参考になれば。
まず現在の身体機能を簡単に(麻痺の程度・感覚障害・高次脳機能障害)。
そして現在のADLを記載しますが、ここで「治療として6~7年前に作成した短下肢装具を使用し、」と装具を使用した状態でのADL状況であることを強調。特に限定的な場面で使うのではなく、日常生活で常に使っている事を記載。
次に、装具が無ければ起きてしまう利用者の不利益を記載。「裸足では足底が床に着かないので、捻挫する可能性がある、そもそも起立できない、ので、上記の自立したADLが低下する。」など。
次に、現在の装具の状況を記載し、“修理では対応できない”という点を強調。現在使用している装具は金属支柱付のプラスチック装具でしょうか?例えばですが、「ベルト部の痛みがあるが、ベルトの位置を変更することは形状から不可能」「体重増加に伴い、支柱とのクリアランスが低下しケガに繋がる可能性があるが、支柱の修正は強度の低下や破損に繋がる可能性があるため困難」「足底部がゆがんでおり、胼胝が出来るなど皮膚トラブルが発生している。可能な範囲で修正を試みるも適正なアライメントが保たれていない」などなど。
最後の〆として新しい装具がQOLの向上に繋がるという点を挙げます。「上記から現在のADLを維持していくためには装具が必要不可欠だが、現在使用している装具は治療用装具であり、耐用年数も経過している。修理・修正では対応が難しく再度トラブルが発生する可能性もあるため、新しい〇〇みたいな装具を作成することが本人のQOL向上に必要不可欠である」みたいな。
当方は書面だけだったので多少盛りましたが、総合福祉センターで面接のようなものを受けるとしても、基本的には上記の事を伝えれば良いのではないでしょうか。実際担当者の判断によるとは思いますが、まぁ、治療用装具で6~7年経過しているし、身障手帳で作るのが初めての場合、余程でなければ申請が通らないことは無いと思いますが、頑張ってください。
長文失礼しました。
同カテゴリの質問
更新通知を設定しました
投稿タイトル:福祉での義肢装具作成をします。判定を受ける際の注意点を教えて下さい。
本投稿にコメントがついた際には、登録アドレスにメールでお知らせします。
更新通知を解除しました
投稿タイトル:福祉での義肢装具作成をします。判定を受ける際の注意点を教えて下さい。
本投稿にコメントがついた際の、登録アドレスへのメールでのお知らせを解除しました。
コメント待ち
新着コメント
情報提供
皆様からリハビテーションに関する情報を広く募集しております。こちらよりお寄せください。