講師
Flexible Perfect Body協会
代表 安藤一樹（理学療法士

技術講師
渡辺友嗣（柔道整復師 たかぎ整体院 院長）

内容
15分9000円の短時間・高単価治療院を目指しているか、短時間で患者さんを満足させるのが難しい。


そのような悩みには、今回お伝えするリライトアプローチが大活躍します。


リライトアプローチは、認知療法を応用した徒手療法です。


認知療法では、認知を「出来事に対する意味付け」と定義しています。


例えば、慢性疼痛のある患者さんは、動作を行う際、「必ず痛みが出る」という認知がセットになっています。


その認知が発生する原因は、侵害受容器の感作にあります。


侵害受容器は筋膜に存在しており、外傷や過使用によって、筋膜の一部分が硬くなってしまうことで、その部位が虚血状態となり、一部の侵害受容器が感作します。


感作とは、閾値が正常よりも低くなることです。侵害受容器が感作すると、侵害受容器に接している筋が収縮した際に、正常ならなんともない筋収縮でも、侵害受容器が刺激され、痛みが生じるようになります。

そうなってしまうと、「ある動作をする→筋収縮が起こる→痛いと言う認知が強化されてしまい、「動く＝痛い」と言う認識に支配されてしまいます。



そこで有効なのが、リライトアプローチです。リライトアプローチは、感作した一部の侵害受容器が発火しない関節運動を促し、疼痛を消失させることで認知を書き換える、今までにない新しい治療になります。


この治療法は、「痛い」という認知を「痛くない！」と言う認知に書き換えるため、
一発で痛みが改善します。

メカニズムとして、人は認知するまで
A.(刺激)
B. (記憶の検索)
C.(認知)
と言う順序を辿ります。

A.(刺激)は一次体性感覚野・視覚野・聴覚野で感じ取った刺激を下頭頂小葉で統合して、どんな刺激を受けたのかを認識します。
リライトアプローチでは、ここで「動かしても、痛くない」と言う情報を入力します。

B.(記憶の検索)では大脳辺縁系にある海馬の働きが重要です。
海馬は、日常的な記憶を整理して、ファイリングしてから大脳皮質に送ります。そして大脳皮質に貯蔵されます。

また、海馬は、必要なときに必要な情報を瞬時に引き出す役割も担っています。

リライトアプローチの操作を行うと、海馬に「動かしても痛くない！」という記憶が刻まれます。

C.(認知)では 前頭連合野が働きます。前頭連合野は、論理的な判断、将来の予測、計画に必要な情報を下頭頂小葉から受け取り、行動計画を組み立て、その実行の判断を行います。

そのため、前頭連合野に「動かしても痛くない！」と言う認知が起こるため、痛みが無くなります。


例えば「納豆=臭い・嫌い」と食わず嫌いをしていた人が納豆を食べて、一度「おいしい！」と感じた後は、「納豆=おいしい」と言う認識になり、納豆が食べられるようになります。

リライトアプローチでは、徒手的な操作で、運動軌跡をわずかに変化させることで、この例と同様に認知の書き換えを起こします。

治療時間は僅か5秒！手技自体もシンプルなため、その日のうちに習得可能です。


そして、この治療方法は、肩関節周囲炎・変形性膝関節症・腰痛症・頚椎ヘルニアなど様々な疾患由来の痛みに、対応可能です。


まとめると、リライトアプローチは
①5秒で慢性疼痛を改善することができる。
②実施方法がシンプルなので、受講したその日に習得することができる。
③様々な疾患由来の痛みに対応することが出来る。

といったように、3つの大きなメリットがあります。

短時間・高単価治療院を作りたい方
整形外科クリニックや老健で30人〜100人と、沢山の患者さんを治療する方必見です。

あなたのご参加を、お待ちしています。


座学
・侵害受容器の感作とは
・認知療法とは
・5秒で疼痛改善できるリライトアプローチについて


実技
・リライトアプローチのワーク


持ち物
筆記用具
動きやすい格好