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安里和也が考える、入谷式足底板の効能とその理論背景 講師:安里和也先生
※復習動画あり【アワセラ ~Awa Therapist Skill up School~】
「足底板は難しくて、よく分からないから手を付けられない」と聞くことが多々あります。
実際、入谷式足底板を自費で提供している者からしても、既存の理学療法の範疇で理解しようとすると理解が難しいことも珍しくなく、我ながら不思議だなぁ~と感じることも少なくありません。
そこで今回、そういった未知の部分を安里和也が故・入谷誠先生が考案されたカウンター理論と建築の分野から提案され、Donald E Ingber 教授が医療界への応用を提言されたTensegrity理論とを融合させて考案した「手足体幹療法」の概念を交え、入谷式足底板の理論背景を安里和也なりに説明し、その実際までの講義を行います。
理学療法の根本である「運動」の起こり方から発展させて考案された手足体幹療法の理論で既存のインソールの概念では説明がつかなかった部分の解説も含まれる予定です。
新たな視点での理学療法の捉え方から入谷式足底板を見つめ直し、皆さんの理学療法の発展とその先の患者さん・クライアントのより良い治療展開に繋がれば幸いです。
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■講義内容
1. 入谷式足底板を含む現状の一般的な足底板の理論
2. カウンター理論とは?~安里和也なりの解釈~
3. Tensegrityと掛け合わせた「手足体幹療法」のご紹介
4. 入谷式足底板の解釈
5. 入谷式足底板の実際
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◯第1回(講義)
・Outline
・Introduction
・モノの見方
・運動
・歩行開始時の逆応答現象・
・HONDA~歩行アシスト~
・運動制御理論の歴史
・姿勢制御
・Development while adaptation
1.入谷式足底板を含む現状の一般的な足底板の理論・姿勢制御のための足部の重要性
・歩行時の正常な足圧中心の軌跡と歩行
・歩行周期に合わせた凹凸
・形(姿勢)によるメカニカルストレス
・加 速 度/摩擦係数
・入谷式足底板の考え方
・入谷式足底板の作製における特徴
・入谷式足底板の臨床応用
・入谷式足底板の利点と欠点
・歩行動作
・歩行分析のポイント(全体像の捉え方)
2.カウンター理論とは?~安里和也なりの解釈~
・腸骨前傾 膝伸展 パターン/腸骨後傾 膝屈曲 パターン
・Pad point
・片持ち梁~ 南京玉すだれ ~
3.Tensegrityと掛け合わせた「手足体幹療法」のご紹介
・骨
・ヒトはどう動いているのだろうか…?
・Direction of thinking
・運動と形態の循環
・ヒト(動物)の 動き
・テンセグリティ = tensegrity
・特徴
・テンセグリティー構造
・Donald E. Ingber・
・四肢~ Four limbs ~
・質量バランス制御
・Passive Motion Main Point
・四つ足動物~フィンクトラス構造~
4.入谷式足底板の解釈
・Today’s Conclusion
◯第2回(講義)
安里的臨床 の 手順
①下腿から 荷重方向 を観て、confirmation point で
圧痛を確認し、荷重方向を示唆する
②左右の 重心誘導方向(内側 or 外側)を判断し、
全身の重心誘導方向 を確認する(内・外・右・左)
③左右で蹴り出し側・振り出し側の役割を割り振る
④内側楔状骨 及び 果部誘導を観る
⑤全身で主訴部位が最も反応する Key point を探る
(モニタリング検査)
⑥直接評価
・距骨下関節
回外誘導/回内誘導
観察のポイント
関連する臨床的な動作と症状の例
・第1列
底屈/背屈
観察のポイント
関連する臨床的な動作と症状の例
・内側楔状骨 矯正誘導
+/−
観察のポイント
関連する臨床的な動作と症状の例
・果部誘導
外果挙上/内果挙上
観察のポイント
関連する臨床的な動作と症状の例
・横アーチ
第2・3 /第2~4列 徒手誘導
観察のポイント
関連する臨床的な動作と症状の例
・評価表
・入谷式足底板をしっかりと学びたい方へ
Today’s Conclusion
◯第3回(実技をライブ配信)
5. 入谷式足底板の実際
実際の足底板作製場面のデモ(実技)をライブ配信で行います。
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■講師紹介
講師:安里和也先生
ポスモア(姿勢と動きの研究所) 理学療法士
1974年生まれ 沖縄県出身
1999年 沖縄リハビリテーション福祉学院卒業後、大浜第一病院入職
2004年 東京都で開催された福井勉先生主宰のポスチャー研究会 (年6回コース)に参加
2006年 横浜の整形外科クリニックにて外来リハビリに従事
入谷式足底板上級コース及びstep2コース、Diane Lee、Linda Joy Lee、Thomas Mayer など国内外講師の研修修了
2008年 「フラットぷらっと」の立ち上げ、運営
2010年 山口光國先生のお声掛けから有限会社フィジストレーナー勤務
2011年〜2013年 桑野協立病院に復興支援を兼ねて、出向
2013年 有限会社セラ・ラボ(元・フィジストレーナー)へ復職
2013年〜2014年 こばやし整形外科にて非常勤勤務
2014年 個人事業主として勤務開始。内川整形外科での非常勤勤務開始
2016年 故・入谷 誠先生のお声掛けから有限会社足と歩きの研究所での非常勤勤務開始
2019年 有限会社 セラ・ラボを離れ、姿勢と動きの研究所(自営店舗)を立ち上げ、 国立スポーツ科学センター(JISS)にて非常勤勤務開始
2024年 自営店舗名を「ポスモア」に変更 内川整形外科での非常勤勤務終了、 脇田整形外科での非常勤勤務開始、手足体幹療法5回コース開始
管理No:94122閲覧回数:1193回この情報を印刷する
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