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可動域制限を伴う頚部痛の評価と治療
頚椎は機能的に上位頚椎(C0‒2)、下位頚椎(C2‒7)、上位頚椎(T1‒4) の3 部位に分けられ 、3部位が課題に応じて独立また協調して動きます。
頚椎の動きには屈曲、伸展、側屈、回旋、また、頭部を前方に移動させる前進 protract 、頭部を後方に移動させる後退 retract があり、可動域制限がある部位・方向・分節を判断することが重要になります。
頚部痛の評価では、まずレッドフラッグスを確認・除外し、必要に応じて心理社会的要因を評価します。身体評価では、可動域制限の原因組織(関節 OR 軟部組織)を特定し、運動制御障害を評価します。
また、隣接関節である胸椎の可動性の評価も非常に重要です。頚椎と同時に胸椎の機能を評価し、同時介入することで治療効果を高めることが期待できます。
本コースでは、頚部痛の分類、頚椎・胸椎の身体評価、可動域制限を伴う頚部痛に対する介入方法について学習します。
*運動制御障害については「運動制御障害を伴う頚部痛」で詳しく学習します*
臨床で本当に必要な知識・技術に焦点をあてながら、よりシンプルにわかりやすく伝えることを大切にしています。
すべての受講者に適切な技術をフィードバックできるように、少人数にて開催しています。
頚椎は上肢・下肢に比べ苦手意識を持たれるセラピストが多いですが、頚椎の機能解剖、頚部痛の病態、レッドフラッグスとリスク管理を学び、適切な評価方法と治療技術を習得することで、自信を持って頚部痛患者を担当することができます。
頚部痛の評価・治療の流れを知りたい方、実技を習いたい方、フィードバックを受けたい方、頚椎のエキスパートになりたい方、ぜひご参加ください。
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講師 中村 幸之進
理学療法士・マリガンコンセプト認定セラピスト
脊椎からだラボ 代表
脊椎徒手療法研究所 所長
西東京かとう整形外科クリニック リハビリテーション科 科長
北里整形外科 リハビリテーション科(非常勤)
2009年、理学療法士免許取得。オーストラリア留学を経て、2015年、脊椎をわかりやすく教えたい、苦手を得意にして欲しいという思いから、脊椎徒手療法研究所を設立。脊椎に関連する徒手療法の知識・技術の共有・普及を目的に活動を開始する。現在、東京都の2つの整形外科クリニックにて、脊椎疾患を中心に年間300名以上の患者のリハビリテーションに携わる。患者がホームエクササイズに取り組みやすいように、目的別・段階別のエクササイズを「脊椎からだラボ」で公開中。
<論文・書籍>
頸部の機能解剖と理学療法, 理学療法ジャーナル, 医学書院(2022)
肩関節痛・頸部痛のリハビリテーション (痛みの理学療法シリーズ) :分担執筆(2018)
非特異的腰痛のリハビリテーション (痛みの理学療法シリーズ) :分担執筆(2018)
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