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【山田悠司先生】腱板断裂の病態と機能障害〜バイオメカニクスから考えた保存療法〜
明日から使える、腱板断裂の基礎を学ぶ講演‼
<概要>
腱板断裂は、中高齢者における代表的な肩関節疾患のひとつである。4つの筋から構成される腱板が断裂することで、痛みや可動域制限、筋力低下など様々な症状を引き起こす。また、ひとたび腱板に断裂が生じると、自然修復されることは稀で、経時的にその断裂サイズが拡大し、最終的には自力での挙上が困難となる。さらに、断裂した腱板は腱板筋そのものの萎縮や脂肪変性を伴い、変形性関節症などの二次的変化も生じる。断裂した腱板を修復するためには手術療法が必要となる。しかしながら、腱板断裂を有していても、保存療法によって失われた腱板機能の代償がうまく働けば有症候から無症候になることも少なくない。今回、腱板断裂における保存療法に関して、バイオメカニクスの観点から考えるアプローチについて共有したい。
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