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手術後の痛み:慢性化の予防と、慢性痛への対応(Pain Management Webinar)
Pain Managementの学位を有する講師が、手術後の痛みや、関連する問題について、慢性化の予防や、問題が長期化している場合の対応などについて、説明致します。
*1月21日(火)の夜まで、お申し込みを受け付けております。
手術後の痛みや、関連する問題について、慢性化の予防や、問題が長期化している場合の対応などについて、説明致します。
本講習会では関連するメカニズムや評価などに加えて、非薬物療法(薬を用いない治療法。患者教育や運動療法など、様々な治療が含まれる)による対応について説明します。海外の大学院でPain Managementの学位を取得した、医療従事者(理学療法士)が講師を務めます。
内容(講義、演習、質疑応答):
手術後の痛みと慢性痛
手術後の痛みと慢性化のメカニズム
手術後の慢性痛のリスクファクター
手術の痛みと、関連する問題の評価
術後の痛みのマネジメントと慢性化の予防
手術後の慢性痛と、関連する問題のマネジメント
*手術後の慢性痛(chronic postsurgical painまたはchronic postoperative pain)について、臨床でも、研究でも注目すべき痛みの一つです。
痛みの歴史の中でも、手術後の慢性痛が注目されてきたのは、かなり後になってからのことです。手術をしたのだから、痛いのは仕方がないという考えがあったのかもしれません。
しかし、手術後の痛みについての研究が進むと、回復のために必要と想定される期間を超えて続く痛みについて、注目が集まるようになってきました。
手術後の慢性痛について、臨床で発生する確率は結構あり、様々な研究を参考にすると、例えば切断で30~85%、人工膝関節置換術で13~44%と報告されています。
なお、手術後の慢性痛について、必ずしも持続的な痛みであるとは限りません(例えば、股関節や膝関節の人工関節置換術を対象とした調査では、痛みの頻度について、時々痛みを感じるという回答が多かった)。また、痛みの強さも様々です。
こうした観点から考えると、様々な痛みが手術後の慢性痛に該当することに気づくと思います。
また、手術後以外の痛みも含めて、慢性痛の場合、痛み以外の問題も出てくる可能性があります。心身の状態の悪化に伴い、ある種の悪循環が形成され、問題が長期化する可能性があります。
手術後の痛みや、関連する他の問題について、ただ痛みに対応するだけでなく、痛み及び関連する問題の慢性化の予防や、問題が長期化してきた場合の対応を含めた知識を持っていることはとても大切なことだと思います。
手術後の慢性痛や、関連する問題について、今後の更なる研究の積み重ねが必要な分野ですが、現段階で知っておくべき知識について、重要と思われる内容を選んで分かりやすく説明致します。
痛みに興味をお持ちの受講者の皆様と、オンライン上ではありますが、講習会でお会いできることを楽しみにしています。
*宜しければ、関連するブログの以下の記事も、お読みください(httpsから始まる、URLの部分を検索してください)
手術と関連した痛みの長期化 https://ameblo.jp/sekainokesiki/entry-12825242159.html
*なお、手術後の慢性痛について、日本では「術後遷延痛」あるいは「遷延性術後痛」と表現している文献を見かけますが、本講習会では主に二つの理由から、そうした用語は使いません。
一つ目に、術後遷延痛という用語は恐らくpersistent postsurgical painという用語を訳したものだと思うのですが、WHOのICD-11にはchronic postsurgical painとして分類されています。chronicを訳すのであれば、「遷延」よりも「慢性」の方が適していると思います。二つ目に、術後遷延痛としてしまうと、術後の痛み(急性痛)が持続しているかのような印象を持つ人が出てくるかもしれません。急性痛と慢性痛のメカニズムの違いを考慮すると、術後遷延痛という用語よりも、手術後の慢性痛と表現する方が望ましいのではないかと思います。
*イギリスの大学院でPain Managementの学位を取得した理学療法士が講師を務めます。
国内外の大学院の医療系コースには、例えば「○○セラピー」といったような、痛みも含めた症状や機能障害等を扱う様々なコースがありますが、それらのコースでは、痛みは対象となる症状の一つであり、多くの場合、特定のタイプの痛みに限定されます。pain managementのコースは、慢性痛も含めて様々な痛みを対象とする、痛みとそれに関連する問題に特化したコースであり、多職種連携によるアプローチも含めて、様々な知識を学びます。実際、講師は医師や薬剤師、看護師、理学療法士等、様々な専門職の方々と一緒に大学院で勉強しました。このようなコースは、講師が知る限りでは、現時点で日本の大学院にはないと思います(海外の主要国の大学院にはたくさんあります)。
こうした知識を生かして、講習会の内容を興味深いものにできるように取り組みました。
講師の紹介:本講習会について、理学療法士として臨床及び教育分野(大学教員)で経験を積み、イギリスの大学院にて医療分野(Pain Management)の修士号を取得した、T’s classroomの代表が講師を務めます。講師はオーストラリアでも医療分野のcertificate(Orthopaedic Manual Therapy)を取得しています。講師はテンプル大学ジャパンキャンパスにて英語教授法関連のcertificate(Teaching English to Japanese Learners)を取得しており、医療専門職でありながら、英語教授法の知識も併せ持っています。また、講師は痛み関連のガイドラインの作成にも関与しました。詳しくは以下のサイトをご参照ください。
https://www.tclassroom.jp
その他
*講習会の資料について、開催日が近くなってからメール添付にてファイルをお送りします。当日までに、ご自身で資料の印刷をお願い致します。印刷にかかる費用は参加者様ご自身の負担とさせていただきます。予めご了承ください。また、当日は筆記用具の準備もお願いします。
*詳しくは当方のサイト(https://www.tclassroom.jp)をご参照ください。
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研修会詳細
お問い合わせ・お申し込み
こちらのサイトのお問い合わせフォームまたはT’s classroomのサイトの問い合わせフォームにて、受講を希望される旨をお知らせください。その際、必要事項(講習会名と開催日、氏名、職種、勤務先、連絡手段としての電話番号とメールアドレス)を併せてご記入ください(勤務先について、特定の施設に所属していない場合には、所属なしとご記入ください)。
講習会のお申し込みについて、当方のサイト内の「講習会」のページの「お申し込みの方法」、「オンラインの形式」、「注意事項」、「キャンセルについて」、「プライバシーポリシー」の各項目に同意をいただく必要がございますので、お申し込みの際には各項目を事前にお読みください。
https://www.tclassroom.jp
受講希望者の皆様からお申し込みの連絡をいただきましたら、現在の予約状況等を確認して、講習会の予約が可能かどうか当方より改めて連絡を差し上げます。受講費のお支払い方法について、当方が指定する銀行口座に事前にお振り込みいただく方法を採用しています。詳しくは上記のサイトをご覧ください。
講習会のお申し込みの後、3営業日(平日)以内に当方から連絡をいたしますが、もし連絡がない場合、何らかの理由で当方にお申し込みの連絡が届いていない可能性があります。もし連絡がなければ、大変お手数ですが、以下のメールアドレスまで連絡をいただけましたら幸いです。
info@tclassroom.jp
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