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2024.09.13掲載

米国ロルフィング協会認定ロルファー™️による筋膜リリースセミナー:頭頸部編

日本で数少ない理学療法士・米国ロルフィング協会認定ロルファーである講師によるハンズオンセミナー

○概要
“ロルフィング”とは、“筋膜”へのアプローチを行い、ヒトの身体が本来持つ潜在能力や自然治癒力を引き出すため、動きの妨げになっている全身的な筋膜の捻れ、骨格の歪みなどを正しい位置に戻していくプロセスです。

理学療法士として総合病院勤務後、アメリカに渡り “ロルフィング”の資格を取得、帰国後ロルファーとして活動し、一般の方からプロ野球選手のパーソナルセッションまで幅広くセッションを行なっている講師により、ハンズオンの技術をしっかりと高めていきます。

筋膜に関しては、ロルファー™️でもあるThomas W. Myersの著書、ANATOMY TRAINSが2009年に出版されてから、日本でも治療業界や、トレーナー業界、ボディーワーク業界で「筋膜」という言葉や、「筋膜リリース」のテクニックが流行り、今に至っている事かと思います。

その筋膜に関しては、2008年のアメリカボストンでの国際学会を皮切りに欧米を中心に国際学会が開催されており、サイエンスとしての歴史がまだ20年未満のため、まだわかっていない事が沢山ありつつも、わかってきている事も沢山あります。

また、「筋膜」にフォーカスをあて、その施術を体系立てた 世界で初めてのものがロルフィング ®になります。
日本で流行っている筋膜リリースと言われているものと、サイエンス的な観点からみた筋膜や、ロルフィング的な観点から扱っていく筋膜へのアプローチが乖離し過ぎている印象を抱いています。

例えば、「筋膜の癒着を剥がす」という目的で、身体の組織を強く擦ったり、強圧を加えるような形のアプローチを散見しますが、実際に力学的に筋膜の癒着を剥がすためには、数百キロの力が必要だと言われています。
そのような力を人間の徒手で加える事は非常に困難です。

筋膜は本来約60%が水分で構成されている液状の流動性を持った組織であり、筋膜のワークにおいて重要な事は、筋膜中に多数含まれている固有感覚受容器を刺激する事で、神経系のサイクルを改善したり、筋膜中の水分量を改善する事で周辺の組織と癒着する事なく滑走できるようにする事です。

更に、筋膜的な観点から身体をみていこうと思うと、筋膜は筋肉と骨だけに関連するわけでは無く、身体のありとあらゆる組織と関係性を持っており、内臓系、神経系、脈管系との関係も考慮する必要があります。

FASでは、ロルフィングや、オステオパシーの内臓マニピュレーション・神経マニピュレーションで学んだ知識やテクニックをベースに、筋骨格系と内臓・神経・脈管系との関係性を学んだ上で、筋筋膜へのワークだけでなく、内臓筋膜や神経系に対するワークもお伝えし、身体の全体性への理解を深めていきます。

FASの場で、サイエンス的な観点と、ロルフィング的な観点からの筋膜へのアプローチ、理論と感覚の両面のバランスを大切にしながら、筋膜へのワークを学んでいきましょう。

今回は頭頸部の組織の筋膜リリースを中心に行っていきます。
頭頸部の組織が筋膜的にどのように繋がりを持ち、それがどう可動域に影響を及ぼすのかという事を講義を交えながら、実技中心にセミナーを進めていきます。

プログラム
・頭頸部の機能解剖学

・頭頸部による運動連鎖,全身への影響

・可動域評価

・筋膜リリースアプローチ  
頸部エリア  
- C2と迷走神経の関係性  
- 広頚筋  
- 胸鎖乳突筋  
- 僧帽筋上部  
- 胸鎖乳突筋・僧帽筋と呼吸、自律神経との関係性  
- 頭板状筋  
- 頭半棘筋(大後頭神経との関係性)  
- 頸板状筋  
- 胸郭入口、胸郭出口の解剖学的定義  
- 斜角筋三角の解剖学  
- 斜角筋(斜角筋と胸膜・心膜・横隔膜との関係性)  
- 鎖骨下筋(腕神経叢との関係性、横隔膜との関係性)  
- 頸部前面(縦隔・胸郭との関係性)  

頭部・顎関節エリア  
- 咬筋(表層・深層)  
- 側頭筋  
- 内側翼突筋、外側翼突筋(三叉神経との関係性)  
- 蝶形骨(上斜筋・側頭筋・内側外側翼突筋と蝶形骨の関係性、横隔膜との関係性)  
- 後頭下筋群(大・小後頭直筋、下頭斜筋と硬膜の関係性)

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研修会詳細

主催
株式会社Holos Lab
開催日時
2024年11月10日 (日)
10:30〜18:30
開催地
〒231-0016 神奈川県横浜市中区真砂町3-33セルテ関内306
関内駅、馬車道駅徒歩すぐ
講師
費用
23,000円
定員
16
対象
理学療法士
作業療法士
鍼灸師
柔道整復師
アスレチックトレーナー
ヨガ・ピラティスインストラクター等のボディーワーカー
ホームページ
https://www.fascialapproachseminar.com/

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