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★2日間実技集中スペシャルコース★ ベッド上 『ポジショニングの技を磨く!』
~褥瘡対策と快適かつ負担を考え、安全に安心して美味しく食べるためのポジショニングの技とコツを習得する~
【セミナーのポイント】
・食事ケアの基礎知識
・ICFの観点に基づいた褥瘡予防
・褥瘡予防とICFの観点に基づいた食事姿勢の調整方法
・体験・体感を通した、実践的なポジショニング技術の習得
【企画要旨(セミナー内容)】
食事の問題でよく耳にするのは、食事姿勢の調整です。
食事姿勢の問題で困っているのは何ですか?と聞くと、大半の方が、ずり下がった姿勢になるとか、姿勢が傾くとか、筋緊張が高い、拘縮が強いという答えが返ってきます。
でも、その前に考えて欲しい事があります。それは、姿勢や筋緊張、拘縮は機能障害であり、改善は難しいということです。
では、どのように姿勢を調整すれば良いのか?ですが、答えは、人ばかり見ていては解決できないという事です。
姿勢調整を行う場合は、対象者を取り巻く環境から姿勢や食事動作、食事に関わる活動状況をアセスメントする必要があります。
今回のセミナーは、ベッド上の食事姿勢のポジショニングに絞って企画しました。
当セミナーでは、ベッドやマットレス、クッションをフルに使い、褥瘡予防の観点も養いながら、体験体感を通した実習主体のセミナーを行います。
ご興味がある方は、この機会にぜひご参加いただければ幸いです。
皆様方のご参加をお待ちしています。
講師: 医療法人誠佑記念病院 理学療法士 北出貴則
【プログラム】
★Day1:『ベッド上食事姿勢のためのポジショニング(基礎)』
※学習の項目
●食べることに関わる状況、低栄養、嚥下障害、サルコペニアなど
●食事姿勢の基礎知識
●ICF(国際生活機能分類)から観た食事について
●食事と褥瘡予防、褥瘡の知識と褥瘡予防の観点
●寝位置、ベッド操作の重要性
●ベッド上座位のポジショニング、サポート方法
【タイムスケジュール】
●10:00‐12:00/講義(途中小休憩含む)
●12:00-13:00/昼休憩
●13:00‐16:00/ベッド上座位のポジショニングの実習及び質疑応答
※実際に、ベッド操作やマットレスの違い、サポートによる影響について、患者役、
ケア提供者役、双方の立場を体験・体感をしながら、グループ毎に実習します。
※今回のセミナーで、寝位置や圧力、ずれ、サポートの仕方などの環境面が患者・利
用者に及ぼす影響に気づくことで、より良いケア技術の提供に繋がれば幸いです。
また、勉強会や研修会、教育プログラムとしても活用できます。
★Day2/『ベッド上食事姿勢のポジショニング(応用)』
※学習項目
●症例別のポジショニングのポイント
●片まひ者、円背者のポジショニング
●事例検討会、相談会
【タイムスケジュール】
●10:00‐11:30/症例別のポジショニング実習
●11:30-12:30/昼休憩
●12:30-14:00/症例別のポジショニング実習
●14:00-14:15/休憩、準備
●14:15-15:30/事例検討
●15:35-16:00/質疑応答&相談会
※ポジショニングでは、ついつい身体に目がいきがちです。
本セミナーでは、対象者の身体面を観ることも大切ですが、拘縮や麻痺、筋緊張は治せません。
でも、環境的な要因であれば、対応は可能な事が多いです。
現場では、再現性や情報伝達、衛生や管理も含めますと、シンプルなポジショニングが求められています。私は、ポジショニングを行う時は、筋緊張や拘縮はあまり見ないようにしています。
見ているのは、寝位置やサポートの支持面の大きさ、安定性
圧分散、ズレなどの外力が対象者・利用者に与える影響が中心です。
ポジショニングでは、褥瘡予防の観点と環境を観る視点はとても重要です。
この2つの視点のお陰で、リハビリ技術やポジショニング、シーティング技術、福祉用具の開発等に活かされています。
是非、今回のセミナーで得た知識や技術を多くの方々にお伝え下さい。
その際には、是非とも、体験・体感学習を行って下さい。
【受講者の声】
和田崇様(理学療法士・病院)
疾患をイメージし、結果を体験できたことで自身の所属病院でも伝達講習を行っていければと思いました。
船橋識司様(OT・老人保健施設)
自分では全く気にしてない、細かいところまでシーティングやポジショニングを教えていただきました。他の受講生の方も、スキルが高い方ばかりで、とても、勉強になりました。自分も、まだまだ、勉強していきたいと思います。
大城清貴様(看護師)
原理をおさえた理論で実践的な内容でとても勉強になりました。
菅莉穂様(理学療法士・病院)
圧は動くものという考えを前提に、姿勢変換でどこに圧がかかるか。まずは自身が体験しイメージする事が大切。さらに圧測定器を用いることでより視覚的にも認識する必要性を感じました。今回学んだことを早速実践し、共有していきたいと思います。
池端良太様(看護師・病院)
貴重な研修をありがとうございました。参考本だけではなかなか現場で実践してもこれが正解なのかがわからず、今回実体験も出来た事で患者さんのどこに焦点を当てて姿勢調整していくべきかを学ぶ事が出来ました。タオル一枚であそこまでポジショニングやシーティングが変わる事に衝撃を受けたので、早速現場に戻って食支援に関わるスタッフや、褥瘡委員会のメンバーと院内での研修会を計画中です。また機会がありましたらよろしくお願い致します。
原大輔様(理学療法士・病院)
【参考になった】
・上半身の体重をいかに下半身(骨盤、大腿、足底)で受けてあげるかが大事
・車椅子等の座面の角度を考慮し、アンカーサポートを作るか判断する(必ずしも必要ではない)
・フットサポート前後方の位置関係で姿勢も変化すると知った
・座面のタワミにより、骨盤が後傾してしまうことを知った
【感想】
・松永さんの車椅子、プラッツさんのベッドや、ケープさんとアイソネックスさんのクッション、体圧測定器など福祉用具等が豊富でよかったです。
・午後からの体験・実技は自身で体感でき、色々な気付きがありました。本当に貴重な経験となりました。
・どこに圧がかかっているのか?観察する癖が勝手につき、日々どの患者さんを観ても気になります。
・ベッド上ポジショニングもシーティングも共通していると感じました。
・この2daysは私にとって、貴重な経験となりました。北出先生、他スタッフの方々全員に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
【講師のご紹介】
●北出 貴則 先生/理学療法士
現在、 医療法人誠佑記念病院 診療技術部 リハビリテーション室 室長
1989年行岡保健衛生学園医学技術学校リハビリテーション科卒業
・姿勢・活動ケア研究会 代表
・元摂食嚥下障害看護認定看護師教育課程日本赤十字広島看護大学特別講師
・NPO法人和歌山口腔ケア&摂食・嚥下研究会理事
・POTT(ポジショニングで食べる喜びを伝える)プロジェクト・研究会理事(全体アドバイザー)
・第16回日本褥瘡学会学術集会の教育講演・シンポジウム・WOCN講座講師
・福祉用具プランナー
・車いすシーティングの世界的権威であるベンクト・エングストローム氏が開発したシーティングの理論・技術に関するコンセプトにおけるマスターインストラクター2016年修得
・福祉用具(車いす、褥瘡予防、食事支援用具)製造メーカーとのの共同開発実績多数
「書籍」
・北出貴則著:写真でわかる!正解ポジショニング,P24-68,
エキスパートナースvol40,No2,2月号,照林社,2024
・誤嚥予防、食事のためのポジショニングPOTTプログラム,医学書院,2023年2月
・藤本篤士,他編、北出貴則著:治せる?治せない?摂食嚥下障害への視点と対応,
医歯薬出版, 2022年10月
・田中マキ子,北出貴則,永吉恭子著:トータルケアをめざす褥瘡予防のためのポジショ
ニング, 照林社,2018年10月
・総監修中條俊夫、北出貴則著:床ずれ予防コンパクトガイドVOL6,P25-28.2021,
㈱ケープ発行
・迫田綾子編著、北出貴則著:図解,誤嚥を防ぐポジショニングと食事ケア,“食事のはじめ
からおわりまで”.株式会社三輪書店,2013
・祖父江正代,近藤まゆみ編集,北出 貴則:「がん患者の褥瘡ケア」,第2章褥瘡ケアの
基本, ポジショニング・シーティング,日本看護協会出版会,2009
・北出貴則企画編集: 特 集 褥瘡を防ぐポジショニング・体位変換・シーティング,~
ベッド上 から車いす,ADL における褥瘡予防の取り組み~、WOC Nursing:vol7( No.7)
P74~81, 医学出版.2019
・北出貴則監修:明日から役立つ、ポジショニング実践ハンドブック,アイ・ソネックス
株式会社発行.2017
・北出貴則監修,舟木美砂子著:明日から役立つ、おいしく食べるための「姿勢づくり」,
アイ・ソネックス株式会社発行,2015.
・北出貴則: ポジショニングには環境を観る視点が大切,日本褥瘡学会誌:17巻No(2) 87-91.2015
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