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学会研修会

オンライン(WEB)
2024.07.04掲載

【阿部浩明先生】Pusher現象の機序とアプローチについて 〜阿部先生はこう考えてこう介入する〜(LIVEセミナー/ZOOM)

Pusher現象(Pusher syndrome, Pusher behavior)は脳卒中後に出現する著しい姿勢定位障害の一つです。この現象は脳卒中全体の10〜15%程度に出現する事が明らかになっています。

前額面上で麻痺側に身体軸が傾斜し、それを修正しようとする他者の介助に対して抵抗するように積極的に非麻痺側の上下肢で床や座面を押してしまう現象を指します。この現象は介助に抵抗してしまうため介助量は著しく増大し、結果的に座位や立位の保持さえ困難となるためリハビリテーションの進行を妨げてしまい、多くのセラピストは治療に難渋してしまうことでしょう。

しかし、この現象をよく知ることによって、セラピストとして設定すべき具体的な治療目標が確立できたり、治療の方針が明確化できるようになると思います。多くの症例においてこの現象は改善していくことが知られていますが、その消失が早い症例ほど予後良好であることがわかっています。つまり、本現象を理学療法士の介入によって早期に改善させることは非常に意味があることなのです。

本現象を理解して治療にあたる上で必要となる、本現象の定義や特徴、評価方法、出現に関わるメカニズム、関連病巣、治療概念そして具体的な介入方法について解説いたします。 

【セミナー内容】
●前半 本現象の定義や特徴、評価方法、出現率や回復特性などの疫学について解説します。 
●後半 本現象の出現メカニズム、関連病巣、治療概念、介入方法について解説します。  

【到達目標】
本現象を正しく説明でき、他の姿勢定位障害との鑑別が自信を持ってできるようになることを目指します。鑑別が正しければ治療プログラムは的確なものになる事が期待できます。またメカニズムを考慮した具体的治療プログラムの選定を行えるようになることを目指します。  

【参考資料】
高次脳機能障害に対する理学療法 文光堂 本書籍ではpuhser現象について詳細な解説がなされております。

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研修会詳細

主催
運動と医学の出版社/UGOITA
開催日時
2024年9月1日 (日) 10:00 – 13:00
視聴・
支払方法
講師
阿部浩明先生(福島県立医科大学)
費用
◆ゴールド会員:無料
◆シルバー会員:2,500円
◆ブロンズ会員:2,500円
◆一般(非会員):5,000円
定員
定員なし
対象
どなたでもお申込みいただけます。
ホームページ
https://seminar.ugoitalab.com/event/20240901z/?utm_source=PTOTST&utm_medium=20240901z

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