理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が集うリハビリ情報サイト
新卒でも臨床で困らない「評価の基本」
不完全燃焼なリハビリで悩んでいる1~3年目向けの基礎講座
この講座は「整形外科疾患に対するリハビリ」を行っている人に向けた内容です。
「整形外科クリニック」
「運動器外来リハ」
このような職場にお勤めの方はもちろん、
「入院患者さんに疼痛の訴えがある」
「動作時痛のせいで思うようにリハが進まない」
このような悩みをかかえている回復期にお勤めの方にも役立てば嬉しいです。
内容は非常に基本的です。
誰でも知っている基礎知識にもとづいた臨床推論方法です。
「1年目でも理解していないと話にならない基礎中の基礎」
そんなレベルの内容です。
「理解していないと話にならない」
キツイ言い方に聞こえるかもしれません。
でも、本心です。
基礎中の基礎を理解しないまま経験年数を重ねる。
それは、穴の開いた容器に水を入れ続けるようなものです。
どれだけ水を注いでも、満たされることはありません。
危機感をあおりますが、
この講座でお伝えすることを実践できないまま、この先何年も過ごしてしまうことは非常に危険です。
リハビリ従事者に必須の知識である基礎知識。
そんな「基礎知識」を活用できないまま経験年数を重ねる。
リハビリの指針となるはずの基礎知識を使わずに、いったい何を根拠にリハビリを提供していくのでしょうか?
ゴッドハンド的な手技ですか?
インフルエンサーが発信している方法ですか?
みんながいいねをしている情報ですか?
有名な先生が提唱する最新理論ですか?
今の時代、
情報はどんどん流れ込んできます。
ある意見とは真逆の意見も出てきます。
「○○が良い」という人がいれば、「□□こそ大事だ」という人だっています。
他人の意見ばかりに目を向けていたら、あなたは振り回されるだけです。
情報なんて簡単に手に入る時代です。
知識や技術はいくらでも学べます。
でも、他人の意見ばかり見ていては、臨床で本当に大事なことは養われません。
臨床で本当に大事なこと。
それは「あなた自身で考える能力」です。
目の前にいる患者さんに対して、
あなた自身が最適な答えを出さなければなりません。
動画の向こう側にいるインフルエンサーは、あなたの患者さんを知りません。
セミナーに登壇している有名な先生も、あなたの患者さんを知りません。
いいねを集めている情報も、あなたの患者さんの状況なんて考慮していません。
結局、あなたの患者さんに対する最適解は、あなたが出すしかないのです。
でも、自分の頭で考えることができなければ、何が最適なのか判断できません。
「自分で判断できないことの危うさ」
この「危うさ」を例えるなら、
ファミレスでしか料理経験のない人が、高級料亭で調理を担当するようなものです。
ファミレスでは、ほぼ出来上がった材料が毎日送られてくるだけです。
それをマニュアル通りに作るだけです。
なので、食材・季節・お客さんの好みに応じて味の調整をする能力はありません。
そんな人が食材選びから調理・味付けまで行うことになったら、その料理が「料亭にはふさわしくないもの」になることは明白です。
お客さんが喜ぶような料理は、料理の基本を分かっている人にしかできません。
食材の特性
調味料の特性
調理方法の特性
このような「基本中の基本」を理解しているからこそ、良いものを臨機応変に提供できます。
リハビリも同じです。
「腰痛には○○」
「ひざの痛みには○○」
「四十肩には○○」
「○○先生が提唱する○○理論」
「有名な○○もやっている○○法」
このような「すでに調理されたもの」を提供することしか経験せず、目の前の患者さんに最適なものを提供できるでしょうか?
自分の頭で考えて、
臨床で実践してみて、
患者さんの変化を再評価して、
再び自分の頭で考えて、
方針を修正すべきか、
このままの方針で行くか、
常に判断して前に進み続けなければなりません。
【自分の頭で考える】
そのために必要なものが「基礎知識」です。
マニアックな知識なんて不要です。
基礎知識だけで十分です。
そんな「基礎知識」を「考えるための材料」として使えないままでは、リハビリ従事者として危うすぎます。
その結果は、あなたに不利益が生じるだけではありません。
患者さんにも大きな不利益が生じます。
この講座案内をここまでお読みになるということは、臨床では「何かしらの不完全燃焼感」を抱えているはずです。
今の状況を変えたいから、何かを探しているのではないでしょうか?
それならば、基礎知識から再確認してみませんか?
基礎知識から考えれば、整形外科疾患に対するリハは「とてもシンプル」になります。
多くの患者さんには「基本的な共通点」があります。
つまり、どんな患者さんに対しても高確率で当てはまる「本質的なこと」があります。
あなたが臨床で困っているなら、
小手先のテクニックや知識ではなく、まずは「シンプルな本質」を身につけてください。
また例え話ですが、
「本質とは?」ということを「ダイエット(減量)」で説明します。
ダイエットの本質は「摂取カロリー<消費カロリー」ですよね。
この本質を外せば結果は出ません。
性別も・年齢も・人種も・生活環境も関係ありません。
本質的なことを押さえていれば、必ず成功します。
本質的なことを外してしまえば、必ず失敗します。
当たり前ですよね。
なぜダイエットで例えたのか?
それはダイエット業界とリハビリ業界が似ているからです。
ダイエット業界には「本質的ではないけど大事そうな情報」が沢山あります。
つまり「摂取カロリー<消費カロリー」という本質以外にも、大事そうに見える情報が大量に存在しているということです。
栄養成分、
食事方法、
サプリメント、
運動方法など、
減量するために大事そうな情報は山ほどあります。
でも、
このような「本質ではないこと」にこだわっても、本質を押さえていなければ成果にはつながりません。
いくら栄養成分にこだわっても、「摂取カロリー>消費カロリー」では痩せません。
いくらサプリメントにこだわっても、「摂取カロリー>消費カロリー」では痩せません。
いくら運動方法にこだわっても、「摂取カロリー>消費カロリー」では瘦せません。
そして、ダイエットの本質と同じように、整形外科疾患にも本質が存在します。
その本質が押さえられていれば、成果につながるリハビリとなります。
しかし、本質を外してしまえば、どれだけ細部にこだわっても成果にはつながりません。
筋膜にこだわったり、
末梢神経にこだわったり、
関節にこだわったり、
筋機能にこだわったりしても、
本質から外れていれば成果にはつながりません。
テクニックや治療法を沢山学ぶことは大事です。
マニアックな知識を学ぶことも大事です。
どの理論も否定するつもりはありません。
でも、知識やノウハウをどれだけ集めても、本質的なことを押さえていなければ全て無駄になります。
本質を理解せずに学び続けることには「多くの無駄」があります。
まず、費やした時間とお金が無駄になります。
さらには、頑張って勉強しているのに成果につながらず、精神が削られます。
心も無駄に消耗してしまいます。
そして何より、
本質を押さえていないリハビリは「患者さんにとって不利益」です。
臨床での試行錯誤は、セラピストにとっては「経験」「学び」かもしれません。
でも、患者さんは何を得られますか?
残念ながら、
本質を理解しないまま闇雲に試すだけのリハビリでは、患者さんが望んでいるものは何も提供できません。
そんな無駄に付き合わせていい患者さんは一人もいません。
マニアックな知識や有名人が言うノウハウをあっちこっちから集めて、あれこれ試すようなリハビリはやめましょう。
まずは「超基礎的だけど本質的なこと」を押さえてください。
学生レベルの知識・国家試験レベルの知識があれば十分です。
学生レベルの知識さえあれば、整形外科疾患の本質的な要点を押さえることができます。
整形外科疾患の要点をシンプルに。
多くの患者さんに共通する本質をつかむ。
本質を把握したうえで、患者さんに対する最適解を考え抜く。
そのための動画講座です。
受講をご検討いただけたら幸いです。
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研修会詳細
お問い合わせ・お申し込み
お申込みはホームページからお願いいたします。
https://pt-basic.com/
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