認知行動療法や予防をも視野に入れた先進のペインリハビリテーション

当院のリハビリテーション室は、一般的なクリニックとは異なり、広々とした空間が特徴です。このスペースでは、歩行や日常生活で困っている具体的な動作を実際に確認することが可能です。ベッドが並ぶ従来型のリハビリ施設とは一線を画し、実生活に即した動きの改善をサポートする環境を整えています。

治療内容については、ベッドに横になって行う一時的な痛みの除去や徒手療法だけに依存しません。患者さま自身が体を動かしながら、ご自身の体の状態を把握し、運動を通じて痛みをコントロールする力を養う「セルフエクササイズ」の指導を中心に据えています。このような「患者教育」を重視したリハビリテーションを実践することで、患者さまが主体的に健康を維持できるよう支援しています。

当院では、患者さま一人ひとりに合わせた指導とサポートを通じて、日常生活の中で痛みを管理し、再発を防ぐ力を身につけていただけるよう取り組んでいます。

具体的には、、、
当院では、患者さま一人ひとりの状態をしっかりと把握するために、まず問診に十分な時間をかけます。この問診を通じて、患者さまの話の中に隠れた問題解決の手がかりを見つけ出します。

次に、問診から得た情報を基に、病態を鑑別するための反復運動を実際に行っていただきます。その際、痛みや動きの変化を細かく観察し、それを治療の成果や方向性の検証に活用します。このプロセスでは、普段ジムなどで運動されている患者さまでも気づかないような体の硬さや動きの癖に気づいていただくことを大切にしています。こうした「自分の体への気づき」が、再発を防ぎ、患者さまがご自身で体を管理する上での第一歩となるからです。

さらに、検査で見つかった改善のための運動を、セルフエクササイズとして患者さまに指導します。このエクササイズは自宅で実践していただくもので、次回の来院時にはその成果を確認し、さらなるフォローを行います。患者さまが自立して体を管理できるようになることを目指し、丁寧なサポートを提供しています。
企業理念：
私たちは『自分で動き、自分で治す』を基本理念とし、患者さま自身が主体的に健康と向き合うことを支援することをモットーにしています。再発のたびに再治療するという悪循環を断ち切るために、治療を「受け身」で行うのではなく、『自ら健康を取り戻す』という意識を持てるように患者さまの力となることを使命としています。
私たちは、他には真似できないアプローチで、患者さまにとって『初めての経験を提供し続け』より健康で快適な未来を切り拓くためのパートナーであり続けます。
仕事環境：
当院の仕事環境は、院長のリハビリへの深い理解と実践経験を背景に、理学療法士が働きやすい風通しの良い環境が整っています。院長自身が運動療法を通じて患者さまと向き合ってきた経験から、治療家目線を持ったDr.として、スタッフとも近い距離感で話し合うことができ、臨床で困ったことや疑問があれば、すぐに相談できる雰囲気があります。
定例的なカンファレンスは設けていませんが、気になる症例については院長がリハ室を訪れ、直接話し合う機会が日常的にあります。この柔軟なコミュニケーションが、現場での成長や新しい知識の共有を後押ししています。
さらに、院長および理学療法士が国際マッケンジー協会の認定資格を有しており、マッケンジー法を学ぶための最高の環境が用意されています。他の治療手技や技術の習得も積極的に歓迎しており、新たに学んだことを共有することで、全員でスキルアップを図っていきたいと考えています。