神奈川県理学療法士会が主催する「平成28年診療報酬改定講習会」の講師をしました
神奈川県理学療法士会が主催する「平成28年診療報酬改定講習会」の講師を務めさせて頂きました。
新たに導入された「目標設定等支援・管理シート」は、入院リハビリに関わるセラピストや医師にも、早い段階で介護保険でのリハビリテーションの見込みや、予後を見据えた生活についての対応が求められることになりました。セラピストや医師の関わりが重要視されてます。
目標設定等支援・管理料の算定は一人ひとりに医師が説明することは難しいなどの声をお聞きしますが、工夫を持って地域の中で「目標設定等支援・管理シート」を活用することで、入院から在宅へ適切なリハビリテーションに繋ぐ『バトン』になることが期待されます。
退院したらリハビリテーションは後回しというケアプランではなく、入院に中に関わるセラピストが、その後のリハビリテーションの必要性について「目標設定等支援・管理シート」を活用して示すことで、退院後にも適切なリハビリテーションがシームレスに提供されることに繋がると思います。
一方で、入院に関わるセラピスタトが「介護保険でのリハビリを提供している事業所などの情報がよくわからない」と言う声も聞きます。リハビリテーションの連携には、顔と顔の見える連携、リハビリテーションのつながりを強くし、リハマップなどの地域のリハビリテーションの見える化などを整備することも、今回の診療報酬改定で求められる取り組みに思います。
講演では、これらのお話を中心にさせて頂きました。
恒例となりつつある神奈川県理学療法士会での研修会でしたが、日曜日にもかかわらず、沢山の方が参加頂き有難うございました。また、医療保険部の皆様、ありがとうございました。